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コンフォーカル顕微鏡

コンフォーカル顕微鏡 OPTELICS HYBRID

コンフォーカル顕微鏡(共焦点顕微鏡・レーザー顕微鏡)は、従来の光学顕微鏡に比べて高い解像力をもつ顕微鏡です。凹凸のある試料面に対して、視野内全面にピントの合った高解像度画像を得ることができ、また非破壊、非接触の3次元形状計測を可能にしました。 一般的に光学顕微鏡の性能は、使用する光の波長と対物レンズのN.A.(開口数)に大きく影響されます。いくら短い波長の光を使用しても、N.A.を大きくしないと解像力は高くなりません。従って、微細なパターン等の観察にはN.A.の大きい高倍率の対物レンズが必要になります。ところが、このようなレンズを使用して傾斜面や凹凸の大きい試料面を観察すると、視野全体にピントを合わせることが困難になります。これはN.A.が大きい程、焦点深度(XYの解像力を維持できるピントの許容範囲)が浅くなるためで、解像力と焦点深度はトレードオフの関係にあり、両立することができません。 しかしながら、コンフォーカル顕微鏡(共焦点顕微鏡・レーザー顕微鏡)を使用することで、この相反する課題を解決することができます。

光源にレーザーが使用されている場合は、レーザー顕微鏡※1と呼ばれていますが、これもコンフォーカル(共焦点)顕微鏡に含まれます。また、スポットやライン状に絞った光をXYスキャンすることで2次元画像を得ることから、SEMやSPMのような走査型顕微鏡の1つとも言えます。

<白色コンフォーカル顕微鏡>

  • 高精細 24bitフルカラー観察
  • 広視野観察・測定
  • ミクロンオーダーの透明膜厚測定

■専用10X対物レンズ(NA:0.5)による3D画像

プロファイルデータ

<レーザーコンフォーカル顕微鏡>

  • 高倍率
  • 高分解能
  • 高コントラスト

■Siウェハ裏面(視野75μm、モニター上倍率3,700倍)

<微分干渉観察>

  • 平坦面上の高さ方向ナノレベルのキズや異物の可視化

<反射分光膜厚測定>

  • ナノレベルの透明膜厚測定

<垂直白色干渉>

  • 高さ方向数ナノレベルの形状測定
  • ミリオーダーの高視野

■測定事例(高さ約45nm)

<位相シフト干渉>

  • 高さ方向オングストロームオーダーの
    形状測定

■測定事例(高さ約8nm)

豊富な計測・解析機能

  • 線幅測定・ピッチ測定・・・半導体パターン線幅測定
  • 正確さ:±[0.02×(100/対物レンズの倍率)+L/1000]μm
  • 測定再現性:3σ=0.01μm
  • プロファイル計測・・・幅 高さ 角度 近似半径 偏差量
  • 平面計測・・・二次元的な任意ライン上の 長さ 角度 円半径 個数カウント 高度差計測・段差測定 表面粗さ測定

研究開発における様々な3D解析・観察・測定が1台で可能になります!

充実のオプション

<自動測定ソフト>

電動ステージとの組合せで、指定したレシピに従い、半導体や結晶基板などのパターンの幅、高さ、粗さを自動測定します。

<自動全面検査ソフト>

ウエハやガラスなどの基板上に存在する微小欠陥や異物などを、全自動で全面検査。 欠陥MAPから任意ポイントの欠陥レビュー、欠陥分類(サイズ、白、黒、凹凸)も可能。

モデル名 ハイエンドモデルL7 スタンダードモデルL3 ベーシックモデルC3
光源 レーザー 405nm 405nm
白色光源
Zストローク 80mm 100mm
対物
レンズ
白色 1x,2.5x,5x,10x,20x,50x,100x,150x
レーザー 50x,100x,150x
ズーム機能 1~8×
レボルバ 5ケ穴電動レボルバ(レンズ位置自動認識機能付き)
XY
ステージ
マニュアル
電動 オプション オプション
幅測定 最小測定単位 0.001μm
正確さ(不確かさ) ±[0.02×(100/対物レンズ倍率)+L/1000]μm
測定再現性(3σ)※1 10nm
高さ測定 スケール分解能 0.05nm
正確さ(不確かさ) ±(0.11+L/100)μm
測定再現性(σ)※2 10nm
測定範囲※3 7mm
微分干渉観察 オプション オプション
垂直式白色干渉測定 オプション オプション
反射分光膜厚測定 オプション オプション
位相シフト干渉測定 オプション
ソフト
ウエア
画像取得 HDRモード、パッチワーク、マルチゲイン、等
画像処理 表面補正(傾き、球面)、ノイズ削除、フィルター、カラー抽出、二値化、等
形状解析 プロファイル計測、比較計測、表面粗さ測定、幅・ピッチ計測、膜厚計測
データ出力 専用拡張子、汎用画像ファイル、CSVファイル、STEPファイル
効率化ツール LMカルテ、フィルターアシスト、マクロ機能、粗さサジェスト、Officeレポート
トレーサビリティ対応
  • ※1振動のない環境で基準パターンを対物レンズ100×(NA 0.95)を使用して測定した時の値です。
  • ※2振動のない環境でVLSIスタンダード社の標準段差を対物レンズ100×(NA 0.96)を使用して測定した時の値です。
  • ※3使用する対物レンズの作動距離以内となります。